停電で冷蔵庫をポータブル電源で動かせる？何時間持つ？おすすめ商品も調査

突然の停電――冷蔵庫の中身が心配になる方は多いはずです。

特に災害時など、いつ復旧するか分からない状況では、食材の腐敗を防ぐためにも何らかの対策が必要です。

そんなときに役立つのが「ポータブル電源」。

でも本当に冷蔵庫を動かせるの？何時間くらい持つの？といった疑問を持っている方も少なくありません。

この記事では、ポータブル電源で冷蔵庫を動かせるかどうかや、稼働時間の目安、おすすめの製品まで、徹底的にわかりやすく解説していきます。

災害対策や停電時の備えとして、ポータブル電源の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

停電で冷蔵庫をポータブル電源で動かせる？

ポータブル電源で冷蔵庫を動かすことはできる？

ポータブル電源があれば、停電時でも冷蔵庫を動かすことは可能です。

ただし、すべてのポータブル電源が対応しているわけではなく、冷蔵庫に必要な電力をまかなえる容量や出力がある機種を選ぶことが大前提になります。

一般的な家庭用冷蔵庫では、平均して100W〜150Wほどの電力を消費します。

そのため、定格出力が200W以上あるポータブル電源であれば、多くの場合において冷蔵庫を動かすことができます。

また、瞬間的に必要な「起動電力」も確認が必要です。

冷蔵庫のコンプレッサーが動くとき、一時的に数倍の電力が必要になることがあるため、その負荷にも耐えられるモデルを選ぶことがポイントです。

スペック次第では、ポータブル電源で冷蔵庫をカバーできる！

停電時に冷蔵庫をポータブル電源で動かす方法は？

停電が起きた際に、冷蔵庫へポータブル電源を接続する方法はとてもシンプルです。

ポータブル電源のAC出力口に冷蔵庫のコンセントを直接差し込むだけ。

ただし、もちろんポータブル電源側の電源をオンにしておかないと通電しないので、そこは注意してください。

接続する前には、必ず冷蔵庫の消費電力を確認し、ポータブル電源の定格出力やバッテリー容量に余裕があるかを見ておきましょう。

また、冷蔵庫のプラグを差し替えるために、延長コードが必要になる場合もあるので、予め準備しておくと良いですね。

手順はシンプルだけど、いざという時のために、手順を事前にシミュレーションしておくと安心！

ポータブル電源で冷蔵庫が何時間持つか調査！

冷蔵庫がポータブル電源でどのくらい動くかは、バッテリー容量と消費電力によって決まります。

バッテリー容量(Wh)÷消費電力(W)＝稼働時間(h)

例えば、500Whのバッテリー容量で、100Wの冷蔵庫を稼働させた場合、単純計算で約5時間の稼働が可能です。

ただし、冷蔵庫は常時フル稼働しているわけではなく、断続的にコンプレッサーが動くため、実際にはこの数値よりもやや長く持つことが多いです。

たとえば、1000Whのポータブル電源であれば、家庭用冷蔵庫を10時間以上稼働させられるケースもあります。

バッテリーの温度や冷蔵庫のサイズ・年式によっても左右されるので、余裕を持った容量を選ぶのがコツです。

jackeryポータブル電源1000を調査！

jackeryポータブル電源1000で家庭用冷蔵庫を動かすことはできる？

jackeryポータブル電源1000は、出力1000W（瞬間最大2000W）、容量1002Whという非常にパワフルなモデルです。

このスペックなら、一般的な家庭用冷蔵庫（消費電力100W～150W）を問題なく動かすことができます。

特にポイントなのが、起動時に必要な高いワット数にも対応できるという点。

冷蔵庫のコンプレッサーは起動時に瞬間的に400W以上の電力を使うことがあるのですが、jackery 1000はその点もクリアしています。

また、ACコンセントが3口あり、冷蔵庫に加えて他の機器を同時に使うことも可能です。

非常時の電源としてだけでなく、キャンプや車中泊でも安心して使えるのが魅力ですね。

「家庭用冷蔵庫に使いたい」というニーズには、かなり相性のいい一台といえるでしょう。

jackeryポータブル電源1000で家庭用冷蔵庫は何時間持つ？

jackeryポータブル電源1000の容量は1002Wh。

冷蔵庫の消費電力が100Wと仮定した場合、理論上は約10時間ほど連続で稼働できる計算になります。

ただし実際には電力変換時のロスや、冷蔵庫が断続的に動くという特性もあるため、体感的には12〜15時間程度使えることもあります。

夜に停電しても翌朝まではしっかり保冷が続くレベルの持久力は頼もしいですね。

ただし、使いながらスマホの充電や照明にも使っていると稼働時間は減るので、冷蔵庫を優先的に使いたいなら、他の機器への同時使用は控えめにしましょう。

「1日しっかり冷蔵庫を守りたい」と考えるなら、このjackery1000のような1kWh以上のモデルが安心感ありますよ。

jackeryポータブル電源700を調査！

jackeryポータブル電源700で家庭用冷蔵庫を動かすことはできる？

jackeryポータブル電源700は、定格出力500W（瞬間最大1000W）、容量702Whの中型モデルです。

このスペックで家庭用の冷蔵庫を動かすことは可能です。

他の家電と併用するのは厳しいですが「最低限、冷蔵庫だけは止めたくない！」というニーズに応えてくれるバランス型の選択肢です。

jackeryポータブル電源700で家庭用冷蔵庫は何時間持つ？

jackeryポータブル電源700の容量は702Wh。

冷蔵庫の消費電力が100W前後と仮定すると、理論上は約7時間の連続稼働が可能です。

停電時もドアを閉めたままにすれば2～3時間は庫内の温度を保てることを考慮すると、jackeryポータブル電源700で一晩程度は対応できるでしょう。

jackeryポータブル電源700の後継機は？

ここまでjackeryポータブル電源700について解説してきましたが、実はこの機種、現在は販売終了となっています。

中古品で入手することも可能ですが、せっかくなら新品を購入したいという人におすすめなのが、jackeryポータブル電源708です。

こちらはjackeryポータブル電源700のリニューアルモデルであり、バッテリー容量やAC出力はほぼ変わりません。

しかしjackeryポータブル電源708ではUSB-Cが追加され、充電時間が更に短くなり、利便性が向上しました。

その使い勝手とバランスの良さから、jackeryシリーズの中で最も人気のあるモデルとなっています。

大きすぎないポータブル電源でしっかり備えたい、というニーズに、しっかり応えてくれる一台ですよ。

ポータブル電源で冷蔵庫（キャンプ用）は動かせる？

キャンプやアウトドアで使用されるポータブル冷蔵庫は、消費電力が非常に低く設計されているため、ポータブル電源との相性が抜群です。

多くのキャンプ用冷蔵庫は30W〜60W程度の電力で稼働するため、小型のポータブル電源でも十分対応できます。

例えば、500Whのポータブル電源であれば、30Wの冷蔵庫を単純計算で約16時間以上稼働させることが可能です。

さらに、キャンプ用冷蔵庫はインバーター搭載で省電力機能が働くことも多く、実際の稼働時間はこれ以上になるケースもあります。

また、DC出力に対応したポータブル電源を選べば、効率良く電力を供給でき、無駄なロスを抑えることが可能です。

キャンプ中の食材管理や飲み物の保冷においては、まさにベストな組み合わせといえるでしょう。

小型・軽量のモデルでも十分対応できるのが、キャンプ用冷蔵庫の魅力でもありますよね。

停電時に冷蔵庫に使用するポータブル電源のおすすめは？

停電時に冷蔵庫をしっかり稼働させたいなら、容量と出力に余裕のあるモデルを選ぶことが重要です。

特におすすめされているのが以下の3機種です。

1. Jackery ポータブル電源 1000

上述でも紹介したJackery ポータブル電源 1000。

1002Whの大容量と1000Wの高出力で、家庭用冷蔵庫も安定して稼働可能。

信頼性が高く、充電速度や耐久性にも優れているため、防災グッズとしても高評価。

冷蔵庫以外の家電との併用にも向いており、「とにかく安心感を得たい」という人におすすめ。

2. BLUETTI AC70

768Whの容量に1000W出力で、ミドルクラスの冷蔵庫なら十分に稼働させられるスペック。

静音設計に優れており、稼働音も気にならず快適に使うことができます。

「コスパと多用途性を両立させたい」というニーズにマッチするモデル。

3. EcoFlow DELTA 2

1024Whの大容量で、最大1900Wの出力まで対応。

急速充電にも対応しており、最短で80％まで50分という圧倒的なスピードはEcoFlowならでは。

電気容量に不安を感じたくない人や、災害時の万全な備えをしたい方に最適。

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どのモデルも冷蔵庫用途として十分な性能を備えていますが、「稼働時間を優先したいのか」「他の家電も併用したいのか」といったニーズによって最適解は異なります。

価格帯も4万円台〜20万円と幅広いため、予算とのバランスも踏まえて選ぶのがポイントです。

「いざという時、本当に冷蔵庫が守れるのか？」と不安な方ほど、少しスペックに余裕を持ったモデルがおすすめですよ。

「停電 冷蔵庫 ポータブル電源」について知恵袋などに投稿される質問4選

まとめ：

停電時に冷蔵庫を守る手段として、ポータブル電源は非常に頼りになる存在です。

家庭用冷蔵庫を動かすには、出力と容量に余裕のあるモデルを選ぶことが何よりも重要。

ポータブル電源メーカーとして実績のある製品であれば、サポートも充実しており、非常時でも安心して使用できます。

また、冷蔵庫の種類やサイズによっても必要な電力が異なるため、事前に自宅の冷蔵庫の消費電力を把握しておくことも重要です。

短時間の停電から、災害レベルの長期的な電力喪失までを想定し、冷蔵庫を含む生活家電を守るための備えは、今後ますます大切になってくるでしょう。

「冷蔵庫が止まって食品がダメになった…」という事態を避けるためにも、信頼できるポータブル電源を1台準備しておくことをおすすめします。